国語が出来るポイント

国語とは

「国語」とは、それを学ぶ場面によって、いくつかの側面に分かれると思われます。
したがって、そのそれぞれで、求められ、養われる力が異なります。
紫雲国語塾では、以下のように分けて考えています。

1.「学校国語」の場合
  教科書の正しい「読み」に特化し、
  時間をかけてじっくり理解することができる力

2.「入試国語」の場合
  正確で速い「読み」の力と、それに基づいて設問に正解できる力

3.「より理想的な国語」では…
  「読み」「書き」どちらも重視され、自分で考え表現するために使うことのできる力。
  また、それに基づいて、新しいものを創造できる力。

「学校国語」と「入試国語」は、読解する能力を養うという点では重なり合う部分がありますが、最大の相違点は、本文を読解し設問に答える「速度」です。

また、「学校国語」も「入試国語」も、「より理想的な国語」には及びません。
その基礎をつくってはいますが、そこには、能動的に発信する力の養成がほとんどありません。

紫雲国語塾では、「入試国語」で求められる力を養成しながら、「より理想的な国語」を学ぶことを目指しています。

なぜ国語だけ成績が悪いのか?

「国語だけがひどく苦手なんです」。
紫雲国語塾を訪ねて来られる保護者の方の多くが、そうおっしゃいます。
「他の教科はそこそこの成績なんですが、国語だけ悪いんです。どうしてなんでしょうか。」
お話はそのように続きます。

それに対して、紫雲国語塾で必ずお話しするのは、「国語だけ成績が悪いには、決してお子さんのせいではない」ということです。
外的な要因がほとんどであって、お子さん自身の責任は、(そのお子さんが、学習全体には勤勉であるならば)ほとんどない、と言えるのです。
なぜそう言えるのか。そして、何が原因なのか。
いくつかに整理しながら説明してみたいと思います。国語の成績だけが悪い理由には、いくつかのことが考えられます。
1 小学校以来の国語の基礎学習の弱まり
かつては、「漢字の学習」や「教科書の音読」が、徹底的に指導されていました。
新出漢字の練習をするのに、1つの漢字でノートのページ全体を埋め尽くしたり、教科書の本文を5回も10回も音読させたり、といった反復練習を重視する指導が存在しました。
しかし、現在では、課題は軽くなり、漢字の練習にしても、音読にしても、最低限の量だけが求められている印象があります。これらの基礎訓練の不足が、いわゆる国語力の低下につながっていることは否めないと思います。
読書量の減少
「読書」が、目に見えない形で、国語力の土台を作っていることを否定する人はいないでしょう。
興味をひかれて読み耽る本の中で出てくる、知らない言葉や読めない漢字が、それらの言葉や漢字自体への好奇心を生む。
同時に、知らないことを文脈から推理する力を養う。
そのような、学習以外の場で国語力を養成してきたものの大部分は、読書だったはずです。むしろ、本を読んでいた分、国語をわざわざ教科として学ぶ必要も生じなかったのかもしれません。
そして、そのことが、国語を他の教科と同様の「勉強すべき教科」と考えなくさせてしまったのかもしれません。
今では、進学校の生徒でも、「本を読まない」という生徒は、珍しくないどころか、むしろ多数派になってしまいました。進学実績を追い求めての課題漬けの毎日の中に、読書を差し込むことは、ますます困難になってきています。
学校国語と入試国語のちがい
小学校から高校まで、学校での国語の授業では、古今東西のすぐれた文章の「解釈」と「鑑賞」が中心です。
先生の導きによって、その文章が持っている美点を理解していきます。そして、定期テストで出題されるのも、授業で解説された「解釈」や「鑑賞」です。
ところが、入試での国語ではどうでしょうか。
原則として一度も読んだことのない文章を読み、しかも、比較的短時間で設問に正解しなければなりません。
同じ国語という教科ではあっても、学校での国語とは大きく異なるのです。
もちろんこの理由だけでも、国語ができない人が多いことは説明ができます。
しかし、なぜ「国語だけ」なのでしょうか。
例えば、数学の教科書と比較してみると、この理由は容易に理解できます。
数学の教科書では、新しい単元の最初に、その単元の概念を理解するための説明があり、その後、「公式」が提示され、基本的な例題が示されます。
その例題で、「解き方」を理解したら、あとは、少しずつ応用された問題を解いていくばかりです。つまり、数学は、教科自体が、問題の解き方を教えるところまで、いえ、むしろ、問題の解き方をマスターするための教科なのです。 一方で国語は、教科書に「公式」は載っていません。
どんな文章が来ても、それを使えば問題が解ける、という「公式」がありません。
むしろ、学校国語で、入試国語を解くための「公式」を提示することは、多様な読みを推奨する国語という教科の本質に矛盾する、という考えすらありそうです。
しかし、入試で問われる国語は、数学と同様、唯一解を持つ問題なのです。
各々の自己流の読みがすべて正解になるわけではありません。 このように、国語という教科は、数学や他の教科と同じく唯一解を求められているにもかかわらず、「公式」などのいわゆる「解き方」を教わらない教科、なのです。ここに「国語だけ成績が上がらないのは、お子さんのせいではない」と言える最大の理由があります。
勉強の仕方がわからない
学校国語では、入試国語の「解き方」は習わないので、入試国語を自学しようと思っても、どのように勉強していいか、当然わかりません。
実際には、入試国語は、個人の感じ方の差異を受け容れない、唯一解を求める教科ですから、方法論をもって問題演習を積めば、成績は上がるのです。
そのための市販のツールも、予備校講師による優れた参考書や問題集など多く存在します。
しかし、多くの現役高校生が、「やってもどうせ上がらない」と考えてしまい、参考書や問題集を使って、自ら問題演習の経験を積む、ということをしないのです。ある生徒が勉強全体には勤勉でも、国語だけが成績が上がらない理由がここにもあります。
入試国語に必要な能力
では、国語の成績を上げるには何が必要なのでしょうか。
まず何よりも、広い意味での「コミュニケーション能力」が重要です。
日常生活でのコミュニケーションと同じように、試験問題においても出題者とのコミュニケーションが何より重要です。訊かれていることに「的確に」答えることが何より大切であって、自分なりの考えを、自分のボキャブラリーで表現することは求められていません。
したがって、出題者が、なぜそのような質問をしてきたのか、どうして(大人は)そのような質問がしたいのか、というような、出題の意図や背景を見抜く能力が必要なのです。
本文を書いた筆者・作者よりもむしろ、出題者と対話する―。
それが、入試国語が求めるコミュニケーションなのです。

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